受講料含めマイナス約300万円!株投資トレードセミナーで勉強した個別株売買手法で損した話

損しないトレード手法を学びたい!

もっと稼げるようになりたい!

と考えて、株式投資セミナーに参加したいと考えたりしませんか?

これまでの投資手法に限界を感じて、受講料10万円する高額セミナーに参加した結果、学んだ手法での実践結果とセミナー受講料と合わせて約300万円を損した体験談をご紹介します。

目次

どのようなトレードセミナーに参加したか?

期間の異なる移動平均線を駆使し、個別株で、買いと売りの建玉を操作して、リスクヘッジを取りながら最終的には大きな利益を狙う「うねり取り」「ショットガン」というトレード手法が学べるセミナーに参加しました。

受講料10万円と高額なものでしたが、移動平均線のみを使うというシンプルさ、再現性を感じる手法。そして1日に取引にかかる所要時間はたった5分。初心者でも大丈夫という内容でした。

投資歴30年超のトレーダーにより2週間に1回の間隔で全6回開催されるセミナーということもあり、参加を決意。

セミナーは、生徒参加型で、講師のトレード手法を学んだ「弟子」と言われる方も参加し、会場は大きく総勢500名くらいの参加者がおり、非常に活発な雰囲気のなかで進行されていきました。

結局のところ、全6回のセミナーで手法の全容は学べたもののトレードの成果は上がりませんでしたが、講師の人間性や、トレード技術を高めるために日々鍛錬していこうという生徒間の盛り上がりもあり、セミナーに対してある程度の満足感を感じて、終了となりました。

その後、さらにトレード技術を高めるべく、セミナー終了後も月額3万円定期セミナーの参加し、加えて「ショットガン集中セミナー」「大練習会」などの単発セミナー(これらも約10万円くらいの受講料)に参加し、支払った額はセミナー受講料の総額は、約100万円となりました。

しかし、それだけのセミナーを受講しても「うねり取り」「ショットガン」で勝つことはできず、むしろ2年間のトレード実践においてマイナス200万円ほどの損が発生。

2年間のうち1年間にトレード実践で損をした額

結果的にセミナー受講料を含め、トータル約300万円を支払った結果となりました。

なぜトレードセミナーを受けることをやめたのか?

セミナーでは、手法の解説の他に、トレード技術を習得するためには、たくさんの練習が必要であると説明されました。

「どうしたら勝てるようになるか…必要なのは練習です!」

「キャベツの千切りも練習すればできるようになる!トレードもキャベツの千切りと同じです!」

という言葉がセミナーでは飛び交います。

練習の方法は、チャート画面をプリントして、ローソク足と移動平均線との交差ポイントをメモしたり、高値安値の価格帯にラインを引いたりするという内容です。

これを繰り返すことにより、とある個別銘柄の株価の上昇や下落、移動平均線の特徴を習得できるというわけです。

講師から「チャートソフトで遡れる期間の30年分を行うように」と言われ、トレードで収益を出せなければ「練習が足りない」と解説されました。

そして、練習してもトレードで勝てるようにならず・・・。

そんななかでも講師からアナウンスされるのは、練習の推奨と、新しいトレード技術を開発したので次のセミナーにも参加してみてはという斡旋。

人生で、「やりがいのある楽しい仕事に関わりたい」、「お金持ちは人生の幸せ一つの手段に過ぎない」という価値観の私にとって、「勝ちやすくなるかもしれないトレード技術の習得に膨大な時間やお金をかけれない」と考えるようになっていました。

そして、セミナーで習った手法での損益が200万円を超え。。。

セミナーの売り文句だった「初心者でも大丈夫」「トレードにかかる時間はたった5分」は、練習すれば・・・という条件なのだと理解し、約100万円も支払いましたが、セミナーを受け続けることをやめました。

トレードセミナーの受講に向いている人とは?

私は、トレード手法を身につけることができず、収益を上がることはできませんでしたが、セミナー参加者のなかには利益を上げている方々がいらっしゃる様子でした(サクラかどうかの判断はできませんでしたが)。

セミナー受講の体験を踏まえて、どのような人がトレードセミナーへの参加が向いているか考察してみました。

時間や労力、お金を使うことを惜しまない人

セミナー受講のためには、時間をかける必要があります。

しかもセミナー資料や動画などを何度も見直したり、説明された内容を習得するために練習に時間を費やす必要もあります。

また、セミナー自体がサービスとして提供されており、いいサービスは参加料も高めになりがちです。

企業側にとって、セミナーの開催にあたっては、人件費や広告費、会場の賃借料が発生しており、会社の存続のためにはセミナー料で費用分は少なくとも稼がなくてはいけません。

(無料でセミナーを提供する会社は、別のサービスの広告や斡旋を兼ねたものでないと提供し続けないでしょう。)

そのため、株トレードの技術習得のために、時間や労力、お金を使うことを惜しまない方にとって、セミナー受講は向いていると思います。

株で語り合える仲間がほしい人

私が参加していたセミナーは、高額な受講料のせいか、40歳以上の年齢層の方が多いという印象でした。

少数ではありましたが、20歳ぐらいで、「成功を勝ち取ってやろう」という強い意志が伺える若者もいました。

そんななかで、友人を作り、楽しそうに株のトレードについて、雑談や武勇伝を話し合う人がいました。

各セミナー終了後には、忘年会、新年会などの懇親会を開催され、株好きな人と知り合いになる機会があったのです。

私も、飲み会で、50歳前後の方とお話しする機会があり、「セミナーに参加して2年だけど、なかなか勝てるようになるには難しいね~」「若いうちから勉強してるのはいいね~」 という話で盛り上がりました。

セミナーが終わった後のエレベータホールで居合わせた70歳前後のおじいちゃんとおばあちゃんの集まりでは、「今の下がり局面でがっぼり稼いだよ~」という自慢話を楽しそうしていました。

日本人は、資産運用などお金の話しをすることを嫌う傾向があるように思いますが、ここで知り合う人々は、そんな傾向はありません。

むしろ株取引の話しが大好きな人達なので、後ろめたさがなく話すことができます。

株取引や投資家としての友人や仲間を作りたい人には、セミナーの受講はおすすめできると思います。

やはり個別株、短期売買で勝てる手法の取得は非常に難しい

私は、セミナー参加の他に、推奨チャートソフトを購入したり、学習の効率が良くなると言われオンライン参加もできるセミナーでしたが高速バスや新幹線に乗って会場に足を運んだりもしました。

補講として、配信される動画や音声などを通勤時間といったのスキマ時間を活用して、見たり聞いたりしました。

もちろんチャート画面のペイント練習もしました。

しかし、結局は株トレードで、収益を出すことができませんでした。

一般的に言われているとおり、短期売買で利益を出すことは難しいということを痛感する結果となりました。

もし、トレードセミナーへの参加を検討しているのであれば、私の体験談を参考に、中途半端な時間と労力、お金をかけるだけでは、株トレードの技術の習得できないと心得たうえで、参加していただければと思います。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次